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タイシンブログ

【代々木校】 佐々木先生より

カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2015年4月14日 10:02
こんにちは!体育科の佐々木です。
 
少し前に興味深い雑誌の記事があったので、これから体育系を志す高校生や受験生を見守る保護者の方へ紹介したいと思います。
 
簡単にいうと「体育会の学生は圧倒的に就職に強い」ということ!
最近では、意図的に企業が体育会学生を採用しているようです。
 
その理由はこちら!
 
①  とにかくストイック
最大の魅力は、目標達成へのストイックさ。「日本一」「リーグ優勝」「インカレ出場」などの具体的な目標を掲げ、日々厳しい練習をしているので、目標達成に向けてのチーム作りやどんな練習が効果的かなどを日々考え過ごしている。
企業でもノルマ達成や各部門の目標達成などがある。そんな時でも、目標達成に向けてどのように過ごし、どのようなことが必要かなどを考える力が身についているのは、企業にとって非常に魅力的な存在である。
 
②  超多忙でも効率的に行動。優れたスケジュール管理能力
次に挙げたいのが、スケジュール管理能力と効率のよさだ。朝練→授業→夕練→課題/テスト勉強といったように体育会学生はとにかく忙しい。ダラダラ過ごす学生とは大きくかけ離れている。そんな彼らにとってみれば、さらに忙しくなる就職活動中も、スケジュール管理はお手のものである。企業でもこれらの能力は十分に発揮され、考える力が身についている分、優先順位もしっかりつけられる。
 
③  礼儀正しく上下関係を重視。先輩の指示を“素直”に受け入れる
最近は指示すると、「なぜやらなくてはいけないのか」「理由が曖昧だとやりたくない」などというケースがあるが、体育会では先輩の指示に“素直”に動くのが当たり前。多くの部活は主将を頂点としたピラミッド構造の組織になっており、厳しい規律の下で学生時代を過ごす。さらに、部活によっては共同生活を行う場合もあり、組織への帰属意識も高い人が多いため、こうした点も企業には魅力的に映る。
 
④  OB・OGの存在で就職も有利?多様な人脈も武器に
体育会学生が就職で有利な結果を残せるのには、OB・OGの存在も大きい。「いわゆる強豪校だったため、当時の部長先生のコネが強力」「部室にOBが来て、『○○に入りたいやつ』という感じで希望者を募り、一般採用とは別ルートで採用されていました」というケースもある。多くの部活ではOB・OG会が定期的に行われており、そこで歳の離れた社会人と触れ合うことも多い。実際に会社に入社した後、その人脈を生かせる場合も。体育会学生は、大学を卒業したのちも部活における上下関係や学内での他の体育会組織とのつながりは深い。したがって会社としてもそのOB同士の交流による情報網は魅力的に映ることだろう。


なんらかの“内定がもらえる最大の共通点”
 
 それは、“勝ち癖”という競争心理の育成にある。「勝つために何をすればいいのか?」を追求する彼らは、練習をしたり、話し合ったりしながら、お互いにスキルを高めあって、勝負に挑む。そして勝った喜びを味わったり、負けた悔しさを味わったりしながら成長して、“勝ち癖”を身につける。
 
 部活動は「競争心」や「勝ち癖」を養うだけではなく、先輩や後輩との上下関係や、顧問の先生やコーチとの接触によって、世代の違う人たちとのコミュニケーションスキルを磨く絶好の場と言える。特に“人に好かれる”“第一印象をよくする”というスキルは、このような思春期の対人関係の構築によって、無意識のうちに叩き込まれる能力と言っても過言ではない。レギュラーを獲得するために、競争組織の中でアピールをずっとし続けてきた学生と、競争すら存在しない生活を送ってきた学生とでは、やはり、就活の際に醸し出す雰囲気が違っても、致し方ない状況と言える。
 
 また、最近では、うつ病等の精神的な問題を抱える社員が増加傾向にある。メンタル面の強さを面接で探る企業が増えている。その精神的な強さを理解してもらうためには、「体育会系」という部活動の経験は、第三者にメンタル面の強さをアピールしやすい条件のひとつと言える。
 
以前までは、漠然と体育会学生は根性があるから企業から好かれるなどと言われてきました。
今では、様々な理由から体育会学生の人気が高まっているようですね!
 
また、通常は研修期間で社員に教育しなければいれない部分が、体育会学生については、すでに出来ている部分が多く、研修もスムーズで企業に溶け込むスピードも早いというメリットもあるようです。
 
 
 
体育進学センターの本科コースもいよいよスタートです。
学科・実技を伸ばし、志望大学に合格させることは勿論ですが、彼らが社会で通用する人物に成長させることもタイシンの役割の1つだと考えています。
そんな彼らが指導者の立場になったときに、体育・スポーツを通じて、子ども達を成長させてあげられるような大人になってほしいものです!

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