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タイシンブログ

【代々木校】 鈴木祥平先生より

カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2015年10月17日 17:43
代々木校英語科の鈴木しょうへいです。
センター試験まで、もうあと3カ月。美しい秋空の下、入試本番へ向けて、少しずつ気持ちが高まっていくこの頃でしょうか。
そんな時期ですが、今回はちょっと、ふだんのタイシンから離れて・・・
 
私もタイシンで教えるようになって、かれこれ10年以上経ちました。
直接受け持った教え子の数も、合わせて500人を超えるでしょうか・・・
先日、そんなかつての生徒2人と久しぶりの再会を楽しみました。
10代だった彼らも、今は立派な社会人(教員と国家公務員)です。うち1人は一児のパパ!
ですが、会えばたちまち、昔のタイシン生に戻ってしまい、懐かしい話に花が咲きました。


 
その2人が口をそろえて言ったのは
「あの時、苦労したからこそ、今の自分がある」
一度失敗した浪人生として、悔しい思いを忘れず、必死に勉強と実技に励み(さらに2人は新聞奨学生。仕事のつらさも同時にありました)、そしてつかんだ合格。
その苦しかった経験が、その後の自分を形作っているというのです。
そして、
「先生が厳しく指導してくれたから合格できた」
「先生がいなかったら、自分は絶対に受かってない」
教える側として、こんなにうれしい言葉は他にありません。
もちろん、私も彼らを受からせたい一心で、必死に指導していました。
今より若かったこともあり(!)、激しく怒りながら授業をしていましたが、その厳しさの裏にある私の思いを、彼らはちゃんと受け止め、精いっぱい努力して、ついてきてくれたのです。
怒れば怒るほど、生徒たちは逆にやる気が出て来るといった感じでした。
さらに、
「つらいのを乗り越えられたのは、仲間がいたから」
一緒に苦しんだ者どうしでしか得られない強固な絆。
たった一年しか共に過ごしていないのに、今でもタイシン時代の友達が最大の親友だと。
それだけ、濃い時間を共有していたということでしょう。
あれから何年も経った今、笑顔で、そう話してくれる教え子が、私にとって大きな宝物です。
 
今のタイシン生も、同じような思いを抱いているのだろうか?
以前に比べて、今の生徒は、おとなしくなったと思います。
「いい子」になった反面、覇気がなくなったかなぁという気がしないでもない・・・
あの頃の教え子たちと同じように、毎日、苦しみながら、もがきながら、過ごしているのだろうか?
つらいとき、励まし合える仲間がいるのだろうか?
 
毎日ただ授業に出るだけでは、志望大学合格なんて出来ません。
先生に出された課題をすすんでこなし、頭と体を徹底的にいじめ抜く。
どんなに先生に怒られても、「なにくそ、今に見ていろ!」と負けん気でぶつかっていく。
放り出したくなったとき、逃げ出したくなったときは、同じクラスの仲間と声を掛け合い、同時に、競い合う気持ちをもう一度奮い立たせる。
そうして初めて、自分の「夢」は叶うのです。
そして、その経験は、その後の人生に必ずプラスになる。
目には見えないけど、心に深く刻まれる、一生の財産が得られる。
そうやって、先輩たちは「夢」を実現させてきたのです。
今の生徒たちにも、このタイシンの素晴らしい歴史に連なっていってほしい。
私は心から、そう願っています。


体育進学センターからのお知らせ
来週になりますが、タイシンOBの寺尾大地くんのコーディスポーツとタイシンのコラボでこども運動教室を横浜校で開催します。横浜に年中・年長・小学1,2年生のお子様をお知り合いにいらっしゃればご紹介下さい。タイシン経由順天堂大学のOBのこども運動教室はすばらしいですから!
  
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