【本校】浦野先生より「『オープンキャンパス』についてお話しします」

こんにちは、浦野です。

6月に入り、
学校の先生対象の「受験セミナー」や
私立の進学説明会を担当しています。

この時期は、年内入試についての問い合わせも多く、
これまでのブログでも、年内入試について多く書いているので、
最近のものを、テーマを添えてまとめてみました。

ぜひ過去のブログも覗いてみてください。
※ただし、定員や倍率などの数字は当時のものなのでご注意ください。

さて、今回は、

「オープンキャンパス」について、お話しします。

年内入試が圧倒的になってきた現在、
大学が開催するオープンキャンパスは、
単に、大学を「見学にいく」ものから、
「戦略的な入試対策として参加」するものへと
変わってきています。

では、具体的に、どのような姿勢で
オープンキャンパスに臨めばよいのでしょうか。

まだ、1年生、2年生のうちは、
大学の施設や全体の雰囲気を見て、
憧れの気持ちを持つことができれば、
それでいいと思います。

しかし、3年生で、
しかも総合型選抜や学校推薦型選抜を受ける人の場合は、
そんな呑気な参加の仕方では、もったいない。
というか、それこそ、受験生として
大きな後れを取ってしまいます。

以下、年内入試を受験する予定の皆さんに、
私がアドバイスしていることの一部をお伝えしておきます。

【事前に調べておくべきこと、心がけること】

ホームページで、
受験予定の学部・学科・コースの「体験授業」があるかどうか調べる
→あれば必ず参加する

教員一覧で、受験予定の学部・学科・コースの「担当教員」の名前と顔を覚える
→会えれば会って話をする

当日は、案内役の大学生に、「大学生の本音」をいろいろ聞いてみる
→その学生の所属や名前を必ず聞いておくこと

実際に、試験官として書類を評価したり、面接をしたりするのは、
「教授・准教授・専任講師」といった講義を担当する先生方です。
オープンキャンパスは、その先生方に、直接お目にかかって、
自分を売り込む絶好のチャンスだと思ってください。
見ず知らずの生徒から、

「●●先生、ホームページで拝見しました。先生ご担当の●●学にとても興味があります。体験授業、よろしくお願いします」

などと、明るく挨拶されたら、大学の先生も、
いやな思いはしませんよね笑。

まして、体験授業の後で、

「●●がとても面白かったです。大学で、●●についても学ぶことができますか」

などと、直接、担当の先生に質問ができたら、しめたもの。
運が良ければ、その先生が面接官になるということも…。

オープンキャンパスには、そのくらいの積極性をもって参加しましょう。

また、お話しした先生や学生の名前は、必ず覚えておきましょう。
面接の中で、「オープンキャンパスに参加しましたか」
とか「オープンキャンパスで印象に残ったことはどんなことですか」
などという質問があった際に、具体的に、「●●さんに、こんな言葉をかけていただきました」と具体的に回答できれば、リアリティーのある魅力的な回答になります。

以上は、一例ですが、タイシンでは、ただ知識を与えるだけでなく、受験生自身が、合格するために何を準備し、どう行動すればよいのかを、主体的に考えられるよう、アドバイスをしています。

私は、いくつかの説明会を担当していますが、
年内入試については「相思相愛」という言葉をよく使います。
自分が大学を好きになる、そして大学に自分を好きになってもらう。
そのためにはどうすればよいか。

例えば、好きなアイドルがいたら、ネット上の写真や雑誌の写真よりも、直接会って一緒に撮った写真の方が、気持ちが上がりますよね。同様に、オープンキャンパスで大学へ行ったら、一番気に入った場所で写真を撮って、それをモチベーションにして、準備を頑張ってみるのはどうでしょうか。一方、大学から好きになってもらうにはどうすればよいか。基本は、アドミッションポリシー（入学者受け入れの方針）に、ほしい人材像が書いてあるので、自分が、それに見合った人であることをどうやって証明するかを考えることです。