まだ高2なので、体育系の受験をするか、周りと同じように文系・理系の大学を受験するか、決めかねている人も多いでしょう。だからと言って準備しないのでは時間がもったいないですね。
今知っておくべきこと、やるべきことをお伝えします。
① 一般選抜を考えている人へ
受験勉強を始めましょう。
たとえば、筑波大学 体育専門学群の共通テストでは以下のような対策が必要です。
- 英語(リーディング)
- 英語(リスニング)
- 現代文
- 古典
- 数学(1科目)
- 地歴公民(1科目)
- 理科(基礎科目は2科目)
- 情報
このように 8教科+2次試験対策 が必要となります。
これだけの量を、部活引退後から始めては、対策時間が圧倒的に足りないのは明らかです。
せめて 英単語・数学の問題集・古文単語・古典文法の問題集 くらいは、計画的に学習を進めておくべきです。
「そんな時間ないよ…」という人。
そうやって言い訳する人は、来年の今頃も同じことを言っている可能性が高いです。
スキマ時間を見つけ、覚悟を決めてコツコツ始めることが大切です。
ある程度まとまった時間が取れる人は、共通テストの過去問を一度解いてみるとよいでしょう(特に英語・国語・数学)。
また、私立大学の一般入試を考えている人も多いと思います。
私大は共通テストと比べて科目数は少ないですが、英語・国語・数学のレベルは「それなりの大学」であれば共通テストよりも難易度が高い傾向にあります。
したがって、やはり早めのスタートが不可欠です。
ひとつ、受験生にとっての基準となるデータをご紹介します。
東洋大学(標準的なレベルの私大)では、受験生の58%、合格者の70%が「英検2級」を取得しています。
一般選抜を考えている皆さんも、通過点として英検2級合格を目指すことをおすすめします。
おまけ
② 総合型選抜を考えている人へ
「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」を混同している人も意外と多いですが、この2つは異なります。
大学によって内容に差はありますが、総合型選抜では学校長の推薦は不要です。
これは「自分で自分を推薦する入試」と考えてください。
つまり、「どれだけ〇〇大学に行きたいか」という熱意を伝えることが非常に重要です。
受験形式によっては、評定平均やクラブ活動の実績が問われないケースも多くあります。
そのため、「将来の夢に向けて、高校生活の中でどのような準備をしているか」といったことが、大きなアピールポイントになります。
「部活と定期テストだけ頑張っていればいいんでしょ?」という考えは、はっきり言って甘いです。
志望校選びも重要です
たとえば、「保健体育科の教員になりたい」と考えている人へ。
偏差値が高い大学=教員採用実績が高いとは限りません。
実は、超難関大学は教員採用実績があまり高くないこともあります。
参考 教員就職者数ランキング
総合型受験の場合、高2の3学期ごろまでに志望校を決めておくと、余裕を持った準備が可能です。
特に人気のある大学は競争率が高いため、注意が必要です。
「評定や実績はどの程度必要か」「今からどんな準備をすべきか」などについては、タイシンで定期的に情報発信しています。
ぜひ活用してください。LINEなどでの相談も大歓迎です。
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