高校2年生の冬は、受験方式より「体育大学で何を学ぶか」を先に整える
高校2年生の1〜3月は、受験の具体的な条件が年度更新の途中にあることも多く、総合型選抜や学校推薦型選抜の細かな要件を前提に話を進めると、時期によってズレが出やすいタイミングです。こうした時期に先に整えておきたいのは、「体育大学(体育学部)やスポーツ系学部で何を学ぶのか」という学びの理解です。学びの方向が見えると、大学を調べるときの視点が揃い、春以降に公式情報を読んだときも迷いが減りやすくなります。

体育学部・スポーツ系学部の学びは、競技の延長だけではない
体育大学やスポーツ系大学は、競技経験がある人の進路として語られやすい一方で、大学で扱う学びは幅があります。運動やトレーニングに直接関わる領域に加えて、身体のしくみ、健康、教育、心理、栄養、組織運営など、複数の切り口が重なります。ここで重要なのは、「どれが正解か」を決めることではなく、自分の関心がどこに向いているかを言葉にしておくことです。
「何を学ぶか」を決めるために、最初に考えたい三つの問い
整理の起点として、三つの問いを置きます。第一に、「大学で学んだことを将来どんな場面で使いたいか」です。学校現場、スポーツ現場、健康づくり、地域や組織など、関わり方はさまざまです。第二に、「今の経験を、どんなテーマとして深めたいか」です。競技や部活動の経験がある場合も、経験そのものではなく、そこから何を理解したいのかを言葉にすると、大学の見方が変わります。第三に、「どんな学び方が合いそうか」です。実習や演習が多い環境が合うのか、研究やレポート中心の環境が合うのか。ここが整理できると、学部・学科の公式情報を読むときに、注目点が明確になります。
この時期の情報収集は「比較の材料づくり」として進める
高校2年生の冬は、結論を急ぐよりも、比較の材料を集めることに向いています。大学名を先に決め打ちするのではなく、学部・学科のページ、カリキュラムの説明、実習の紹介、学びの特色など、公式情報で確認できる範囲を少しずつ見ていきます。ここで残すメモは長文でなくて構いません。「気になった点」「もっと知りたい点」「自分の関心と重なった点」を短く残しておくと、後で候補校を絞る段階で役に立ちます。
次の一歩:学びの軸が整うと、大学選びが進みやすくなる
「体育大学で何を学ぶかがまだ曖昧」という段階でも、今の時期に学びの軸を整えておくことには意味があります。学びの方向が少し定まるだけで、大学の探し方が具体になります。次回は、体育大学・スポーツ系大学を探すときに、公式情報をどう見て比較するかを扱います。





