体育大学の選び方は「大学名」より先に「比較の軸」を作る
体育大学やスポーツ系大学を探し始めると、大学名から入ることが多いかもしれません。ただ、名称が似ていても学びの中身が異なる場合があり、名前だけを並べても違いが見えにくくなります。そこで先に必要になるのが「比較の軸」です。第1回で整理した「体育大学・スポーツ科学部で何を学ぶか」という観点が、ここで効いてきます。

スポーツ科学部・体育学部を比較するとき、公式情報で見ておきたいポイント
高校2年生の1〜3月は、断定を避けるためにも、公式情報で確認できる部分を中心に比較するのが安全です。具体的には、学びの特色(どの領域を厚く扱うか)、授業や実習の説明(どう学ぶか)、学生の活動や学びの環境(どんな場が用意されているか)といった点が確認しやすいポイントです。ここでの目的は「優劣を決めること」ではなく、「自分の関心と重なる要素がどこにあるか」を見つけることにあります。
体育大学・スポーツ系大学の探し方は「広く薄く→深く」の順が進めやすい
進め方は、最初に「広く薄く」で候補を作り、その後に「深く」へ入る形が無理がありません。興味のある切り口(教育、健康、トレーニング、スポーツ科学など)で複数校の学部ページを見て、共通点と違いを短く整理します。次に、気になる大学に絞って、カリキュラム例や授業・実習の説明など、具体の情報が多い箇所を読むと、相性が見えやすくなります。
春以降に備えるメモは「確認のための下書き」にしておく
この時期に残すメモは、春以降に募集要項や情報が更新されたときに見直せる形が望ましいです。たとえば、「惹かれた点」「追加で確認したい点」「比較したい点」という整理で十分です。惹かれた点は、後で理由を思い出せるように短く残します。追加で確認したい点は、公式情報のどこを見ればよいかが分かる形で残します。比較したい点は、候補校同士で差が出そうな観点として置いておくと、後で絞り込みやすくなります。
次の一歩:候補校が増えたら「軸に合うか」で整理する
候補校が増えたときは、評価の高低で並べ替えるより、自分の軸に合うかどうかで整理したほうが判断が進みます。「何を学びたいか」「どんな学び方が合いそうか」という観点で見直すと、残すべき候補が見えてきます。次回は、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜の違いを、細部ではなく全体像として整理します。





