「大きな大会の実績がないから、総合型選抜(旧AO入試)は無理かも……」と諦めていませんか? 確かに競技成績は重要ですが、多くの体育系大学が求めているのは「過去の数字」だけではありません。大学が本当に見ているのは、「自ら学び、スポーツに貢献しようとする意欲」です。

競技成績に不安がある人こそ、高2の1〜3月で準備すべき「プラスアルファの実績」について解説します。


1. 競技成績の不安は「学びの意訳」でカバーできる

総合型選抜の評価基準には、競技の「実力」だけでなく、そのスポーツに対する「探究心」や「客観的な視点」が含まれます。 高2の3月までに計画を立てれば、3年生の出願までに「書ける実績」を増やすことは十分に可能です。

2. 計画案①:資格取得で「専門性」を証明する

目に見える「資格」は、あなたの意欲を客観的に証明する強力な武器になります。

  • 日本スポーツ協会(JSPO)関連の講習・資格: 高校生でも参加できるスポーツリーダー研修や、公認スポーツ指導者の基礎知識を学ぶことは、志望理由書に深みを与えます。
  • 検定試験(英検・漢検など): 近年のスポーツ科学はグローバル化が進んでいます。特に英検2級以上を持っていると、加点対象になったり、出願条件を有利にクリアできたりする大学が増えています。
  • 審判・指導員免許: 自分の競技の審判資格を取ることは、「プレーヤーとしてだけでなく、ルールを統括する視点を持っている」という大きなアピールになります。

3. 計画案②:ボランティア・地域活動で「社会性」を示す

スポーツを「支える」経験は、面接において他の受験生と差別化する最大のポイントです。

  • 少年スポーツの指導補助: 地元のクラブチームなどでコーチのサポートを経験することで、「教えることの難しさ」や「成長を支える喜び」を語れるようになります。これはスポーツ教育系を目指す人には必須級の経験です。
  • スポーツイベントの運営ボランティア: マラソン大会や地域のスポーツ祭りのボランティアに参加しましょう。「支える側」の視点を持つことは、大学が求める「スポーツマネジメント」の素養として高く評価されます。

4. 1〜3月中に「いつ、何をやるか」をスケジュール化する

「いつかやろう」では実績になりません。この0学期中に以下のスケジュールを組みましょう。

  • 1月〜2月: 自分の志望校で評価されそうな資格・検定の試験日を調べる。
  • 3月(春休み): ボランティア先を探す、または単発のイベントに申し込む。
  • 4月〜6月: 実際に活動し、その時の「気づき」をメモに取っておく(これが後の自己推薦書になります)。

まとめ:実績は「待つもの」ではなく「作るもの」

「自分には何もない」と立ち止まる必要はありません。高2の3月までに「プラスアルファ」の計画を立てて動き出せば、それは立派な「合格への主体的な取り組み」として評価されます。

「どんな資格が有利?」「ボランティアはどう探せばいい?」 そんな具体的な悩みは、タイシン(体育進学センター)へ相談してください。これまでの合格者がどのような「プラスアルファ」を武器に合格していったか、膨大な実例をもとにアドバイスします。