
伝統的な「実技」だけでなく、スポーツを「科学・ビジネス・データ」の視点で捉える新しい入試枠や学科が、有名私立大を中心に増えています。立命館大学や法政大学の最新トピックスから、その狙いを読み解きます。
1. 立命館大学「CREA方式」:課題発見能力を問う
立命館大学スポーツ健康科学部では、独自の「CREA方式(課題発見・解決型など)」を洗練させています。 ここでは「どれだけ速く走れるか」ではなく、「スポーツの現場にある課題を、科学的・数学的アプローチでどう解決するか」という論理性が問われます。2026年度入試では一般選抜に「情報型」が新設されるなど、データに強い受験生を明確に歓迎しています。5月の今、身近な部活動の課題をデータで考える習慣をつけることが、立命館合格への第一歩です。
2. 法政大学:英語と専門論文が鍵を握る「編入・特別選抜」の変化
法政大学スポーツ健康学部は、少数精鋭の選抜を維持しています。2026年度入試においても、共通テスト利用方式で「情報Ⅰ」が導入され、多角的な学力を求める傾向が強まっています。 また、編入試験などでも英語の4技能が必須条件となるなど、「スポーツだけ」の学生は門前払いされる厳しい現実があります。5月のうちに英検などの資格取得を完了させ、専門的な「スポーツ論文」に対応できる思考力を養いましょう。
3. 「スポーツDX」の時代に求められる受験生像
中京大学や法政、立命館といった大学がITやデータサイエンスを重視し始めているのは、スポーツ界そのものがデジタルトランスフォーメーション(DX)を求めているからです。 「将来、データを使って強いチームを作りたい」「スポーツビジネスを変えたい」。そんなビジョンを持つ受験生にとって、今の入試トレンドは大きな追い風です。実技の実績に自信がない生徒でも、この「DX枠」を戦略的に狙うことで、難関大への道が拓けます。




