総合型選抜や一部の推薦入試で課される実技試験。国士舘大学では、学科ごとに求められる「身体能力」と「適性」が全く異なります。自分が志望する学科の採点基準を正しく理解し、新3年生の春からそれに直結したトレーニングを開始しなければ、ライバルに差をつけることはできません。

1. 【体育学科・こどもスポーツ教育】基礎体力と専門性の融合

体育教員やスポーツ指導者を目指すこの学科群では、総合的な運動能力が厳しく測定されます。

  • 基礎運動能力テスト: 50m走、立ち幅跳び、上体起こしなど、すべてのスポーツの土台となる筋力や瞬発力が数値化されます。前年度の募集要項や過去のデータから「満点基準」を把握し、春の段階で自分の現在地を測定してください。足りない数値を補うためのフィジカルトレーニングを春から導入すべきです。
  • 専門種目の評価: 単なる記録だけでなく、「動きの美しさ」「理にかなったフォーム」が評価されます。将来、生徒に手本を見せることができるレベルの完成度が求められます。

2. 【武道学科】実績以上の「形」と「気迫」が合否を分ける

柔道、剣道、空手道を中心とする武道学科の実技は、国内最高峰のレベルです。

  • 礼節と基本動作: 試合の強さ(乱取りや地稽古の実力)はもちろんですが、それ以前に道場への入退室、挨拶、受け身や素振りといった「基本中の基本」が完璧にできているかが厳格に見られます。
  • 気迫の表現: 武道において、相手に向かっていく精神力は技術と同等に評価されます。日々の稽古から、本番の試験会場を想定した緊張感と気迫を持って取り組む意識改革が、3年生の春には必要です。

3. 【スポーツ医科学科】実技と同等に重い「面接・適性」の壁

救急救命士を目指すこの学科は、他の体育系学科とは性質が大きく異なります。

  • 体力と知力の両立: 基礎的な体力テストは行われますが、過酷な救急現場を想定したチームワークや、指示を正確に聞き取るコミュニケーション能力が、実技や面接の中で複合的に評価されます。
  • 命に関わる覚悟: 「なぜ救急救命士なのか」「凄惨な現場に耐えうる精神力はあるか」といった適性が厳しく問われます。春の段階から、消防署の救命講習に参加するなど、実際の現場の空気に触れておくことが、面接での言葉の重みに直結します。

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