こんにちは、
大阪校で国語を担当しています新井です。

共通テストまであと10日、私大の一般入試(一般選抜入学試験)まで残すところひと月となりました。
きょう1月5日の近畿地方は比較的暖かいのですが、この時期を「寒の入り」といい、これから大寒(1月20日ごろ)を経て節分までの時期が、暦のうえでもっとも冷え込む時期とされています。どうかみなさん体を冷やさないように対策に励んでください。

みんなこうして「丁寧に見る目」を養っていきます

体育進学センターではこの時期一般対策の授業が行われています。私はちょうど授業を終えたところでこの原稿を書いているところです。きょうのメニューは口語文法とか、敬語表現とか、慣用表現(ことわざ・慣用句)をまとめて行うというものでした。お正月に入る前にたんまりと(ほとんどが大阪体大等の過去10年分くらいの)問題を冊子にして「ええか、正月の間に一日の分量を考えてやんのやぞ」と手渡しました。とくに大阪体大の場合は長文の読解総合問題に加えて、文法や敬語、文学史等の国語知識をおよそ6~7問程度独立設問として問います。

じつは意外なことだったのですが、生徒にとっては記述の意味内容で答えの出し方にブレ幅が出てしまう読解総合問題よりも、こうした知識問題というのが本当に苦手なようだと、ある時気付いたのです。その理由ははっきりしています。「何となく雰囲気で答えが出せないから、そもそも問題を解く前から出した答えが合う気がしない」、これです。

文法や敬語の問題で最も大事なことは「その文の主部(主語)と述部(述語)は何か」ということに尽きると思います。たとえば以下のような選択肢が「敬語表現として間違いである」とされています――

《私の父に、山本さんがお会いすると聞いています》(25大阪体育大[全学部・一般])

――じつはこれは「山本さんが私の父にお会いする」(ⅰ)という文と「私はそのこと(ⅰ)を聞き知っている」(ⅱ)という文とが組み合わさったもので、(ⅰ)の文では倒置がおこり、しかも(ⅱ)の文の主語にあたる「私」が省略されてしまっています。正しくは《聞いています》を《うかがっております》と改めなければならないわけです。
これは「(うまく言語化できないにしても)読めば(見れば)おおよそ答えが出せる」読解総合問題とは違った主述の対応を気にしながら」「適宜知識を当てはめて」「丁寧に読むことが求められる問題です。とはいえ、総合問題であっても解答の根拠になるような箇所にはこういう読み取りが大事になってくるのです。

これから半月なりひと月の間、あえて「日々時間をかけて丁寧に」ということに取り組んだ方がよいと思うのです。気がくのはわかるのですが、むしろこうした〝地味なこと〟にコツコツと取り組めば、案外集中して気がまぎれるものです。そして、意外にも〝困ったときの助け舟〟はこうしたところからやってくるような気がします。それは基本的な動作練習の繰り返しとか、地道な筋トレが、試合本番で思わぬ力を発揮する土台になっているということとじつによく似ていると思います。

去年こぞ今年貫く棒の如きもの 高浜虚子

きょうの授業の冒頭で取り上げた句です。カレンダー上の年が変わろうが何があろうが、硬い棒のようにまっすぐで曲がらない思いがある、そういう意味の句です。あなたの信念も曲げることなく貫いてください――私たちはそういう思いで白板とカメラの前に日々立っています。

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