厳しい書類審査(第1次選考)を通過した受験生を待ち受けるのが、最終関門である「面接・口述試験」です。筑波大のAC面接は、高校の校長室で行われるような和やかな「自己アピールの場」ではありません。自分の提出した活動報告書に対する「ディフェンス(防御)」の場です。第4回では、面接官の鋭い質問の意図と、どう切り返すかの対策を解説します。

面接官は「その道のスペシャリスト」

面接官として座っているのは、スポーツバイオメカニクスや運動生理学、コーチング学などの第一線で活躍する大学教授たちです。彼らは、あなたが提出した活動報告書を事前に隅々まで読み込み、「論理の飛躍」や「知識の浅い部分」を見抜いた上で質問を投げかけてきます。

教授陣の厳しい「ツッコミ」の具体例

実際の試験では、以下のような本質を突く質問が飛んできます。

  • 「あなたが取り入れたこのトレーニングですが、〇〇という理論に基づくと、逆に〇〇筋に負担がかかる可能性はありませんか?」
  • 「この数値の向上は、あなたのトレーニングの成果というより、単に成長期による自然な筋力増加ではないですか?どう切り分けて証明しますか?」

知ったかぶりは致命傷。大切なのは「知的好奇心」

こうした鋭い質問に対し、慌てて知ったかぶりをしたり、論点をずらしてごまかしたりするのは絶対にNGです。研究者である教授たちは、高校生に完璧な専門知識を求めているわけではありません。 分からない時は「その視点はありませんでした。入学後はぜひその〇〇理論についても深く研究したいです」と、素直に認めつつ「大学での学びの意欲」に繋げる切り返しが重要です。本番特有の圧迫感に耐えるためにも、プロによる容赦のない「模擬面接」の反復が不可欠です。