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代々木校 貝沼先生より現代文の復習法について

カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2014年5月19日 12:20
代々木校、貝沼です。4月に横浜から異動となりました。よろしくお願いします。
 
さて、今日は学科校内模試の模様をご報告。

体育進学センターでは、3週に1回のペースで校内模試を実施しています。
その3週間で学習した内容が理解できているか?身についてるか?を確認する試験です。
 
本科生も、


 
 
現役科生も


 
 
集中力を切らさず取組んでいました。



さて、模試が終わったということで、少し真面目な話をしましょう。
 
現代文の復習を、最優先で行うこと。
それは何故か?
 
実際の入試では、まず間違いなく読んだことのない文章(しかもかなりの分量)が出題されます。
 
それを限られた時間の中で、正確に読み取って設問に答えていかなければいけません。
(学校の定期テストのように、読んだことのある文章、やったことのある問題がそのまま出題されるような暗記力テストではありません。)
 
問題文の論理展開を読み間違えば、当然正解を出すことはできません。
 
ということは現代文の復習で、まず最初にすることは自分がきちんと文章を読み取れたかどうかを確認することです。
 
ところが、人間の脳は忘れることが大得意です。
時間を置けば置くほど、読んだ文章の内容をどんどん忘れていってしまいます。
そうなれば、自分がちゃんと文章を読めたのかどうかの確認ができなくなります。
だから、文章の内容を覚えている間に復習をする必要があるのです。

さらにもう1つ理由があります。
それは、時間をおくと選択肢を選んだ基準を忘れてしまうということです。
 
よく「二択までは絞れたのになぁ~」という人がいます。
厳しい言い方ですが、二択まで絞れていようがいまいが、正解を選べなかった段階で評価(得点)はゼロです。
自分が正解を選べるだけの根拠を見つけることが出来なかったから間違えたのです。
 
間違いをなくすためには
「自分がなぜ間違った選択肢を選んでしまったのか?」
「自分が読みきれなかったポイントはどこなのか?」
などをきちんと分析する必要があります。
 
そのためには、自分がテスト中にその選択肢を選んだ基準を覚えていなければいけません。
しかしこれは、問題文の内容以上に忘れやすい事柄です。
だからといって、単に○×をつけるだけや解説だけ読んで終わっているといつまで経っても確実に正解を選べるようにはなりません。
 
「自分が選択肢を選んだ基準」と「解説の正解を出す基準」とを比べて、どこでずれてしまったのかを確認することが重要です。
そのためにも、自分の記憶が鮮明なうちに復習をする必要があるのです。
 
これらのことは現代文だけでなく英語の長文でも同じことが言えます。
 
ただの○×をつけて自己採点が終わりなどということはないように。
 
しっかり復習して、第一志望を勝ち取ろう!

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