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タイシンブログ

【大阪校】 浦野先生から

カテゴリ:タイシン大阪校
公開日: 2016年4月18日 13:24
大阪校本科生 スタート!
 
大阪校の浦野です。
 
大阪校では、4月9日から5日間にわたり、本科入学生を対象とした実力分析試験を実施しました。






長年、この実力分析試験を見てきて、特に感じるのは、基礎学力の低下と基礎運動能力の低下です。
確かに、入学者のセンター試験の得点は年々高くなっています。英語で7割を超えたとか、現代文の評論は満点だったなどと言ってくる生徒もいます。しかし、そんな生徒であっても、実力分析試験の中3~高1レベルの文法問題をポロポロ間違えていたり、知っていて当然と思われる言葉を知らなかったり、
得点の高まりとは裏腹に本当の意味での基礎知識というものが不足してきているのが感じられます。
実技試験でも、さまざまな測定を行っていますが、立幅跳びや垂直跳びでは、明らかに記録が落ちてきています。陸上競技場での走力測定でも、走るのは嫌いだったから、あまり……。と本気度が欠けているように見える場面もありました。入試種目としての実技を10ヵ月間で仕上げなければならない本科生に対しては、当たり前の基礎力をつけることと、メンタル面の一層の強化が急務になります。
 
さて、5日間の実力分析試験が終わり、昨日は、港区民センターのホールをお借りして入学式を行いました。



式では、合格祈願、そして校長挨拶、生徒代表(実力分析試験学科成績優秀者)宣誓、担任紹介が行われ、生徒たちは、実力分析試験の学科成績順で区切られたクラスごとに、同じアンダーアーマーのジャージを着て整列、その後ろに保護者の方にご着席いただきました。私は校長からの激励の言葉として、「敗れた悔しさと感謝の気持ちを受験の原動力に」「苦手なものから逃げるな、自分に厳しく」を贈りました。これは、私たち指導する側の覚悟でもあります。皆さんしっかり聴いていただき、ありがとうございました。
 
式に続き、クラスごとに保護者会を実施。K、KSは金田先生、戸水先生、Sは奥野先生、西谷先生、田中先生が、実力分析試験の結果分析や授業の受け方、タイシンの指導方針などを詳しく説明しました。地震で大変な状況の中、熊本をはじめとする九州地区を含め9割の保護者の方にご参加いただきました。親子で成績表を見つめながら、真剣にこの10ヵ月の受験生活を話し合っている姿が印象的でした。









いよいよ本科生の1期必修授業がスタートです。
確かに、国公立大学の教育、体育、スポーツ系については、少ない定員数を思えば非常に厳しい戦いであり、地元の大阪体育大学も教育学部を新設してさらに人気が高まってきていることを考えると、合格は容易なことではありません。しかし、浪人生を預かった以上は、「第1志望に全員合格」を究極の目標として、スタッフ一同協力して指導していきたいと思います。
 
なお、万一これから入学したいという方がいらっしゃれば、代々木でも大阪でも本科入学は可能ですが、遅れれば遅れるほど合格の可能性は下がります。検討される方はお早めにお願いします。

代々木校でも昨日入学式が行われました。詳細は明日掲載される予定です。

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