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【大阪校】平井先生より「英語リスニングで点を取るには...」

カテゴリ:タイシン大阪校
公開日: 2023年8月30日 13:37
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初めまして。
体育進学センター大阪校で英語を担当しております平井と申します。


共通テストの英語リスニングの対策に、苦労している人は多いと思います。

何かのヒントにしてくださいね。


1.長文読解テキストのCDを活用する→オーバーラッピングに挑戦

市販されている長文読解のテキストに、本文をNativeが朗読しているCDがついているのがありますね。

あのCDに合わせて、本文のテキストを見ながら、大きな声を出して読むのです。

どこがリスニングなの?と思う人もいるだろうけど、Nativeの発音に合わせて、完全にスピードも抑揚も真似をしながら読むのです(イヤホンで聞きながら大声でCDの音声を真似して読んでみると、両親も喜びますよ。「うちの子、英語抜群だ!」と)。

すると、今まで気が付かなかった英語のリズムや癖が見えてきます。

何度も繰り返せば、テキストを見ずに、Nativeと同じように読めることができるはずです(ここまで来たら、読解力も上がってますよ)。


このように、英文のテキストを見ながら、Nativeの音声に合わせて、声を出してテキストを読むことを、オーバーラッピングといいます(テキストを見ずにやるのがシャドウイングです)。

せっかく購入した長文読解のテキストのCD、眠ってませんか?

うまく活用しましょう!



2.ラジオ番組を視聴する→1回15分。「らじる★らじる」を使おう!

NHKのラジオ番組は、昔からよく言われるアイテムです。

まずは「ラジオ英会話」

内容も、かなり洗練されています。

ただ、継続できない理由として、「聞き逃した」とか、「その時間に聞けない」とかありますよね。

そこでNHKラジオの「らじる★らじる」”聞き逃し配信“を活用して、自分の時間のある時に聞けばいいのです。

しかも再生のスピード調整もできます。

「ラジオ英会話」の英語はややゆっくり目なので、少し早めの再生にすればいいでしょう。

ある程度英語に自信のある人はテキストなしで、まだ英語に自信のない人はテキストを見ながら、聞いてみましょう。

「らじる★らじる」なら繰り返し聞くこともできます(しかも無料です)。


これでは物足りない人は、「ラジオビジネス英語」がおすすめです。

受験生の皆さんは、こちらはテキストがあった方がいいです(私たち英語教師が、自分の力のbrush upのために聞くのなら、テキストなしです)。

英語におけるコミュ力をつけるのには、一番の番組です。


どちらの番組も1回15分だから、気分転換のために利用するのもいいですよ。



3.洋楽を聞こう!→Let’s sing along!「一緒に歌おう!」

「英語ができない奴は、ビートルズを聞け!」というのが昔ありましたが、まさにそれ。

ただし、必ず歌詞カードを見るようにしよう。

大学の時、サイモンとガーファンクルの名曲「スカボロー・フェア」で、友人が「スカボロー・フェアにパセリとライムとローズマリーとソーセージを買いに行った」と言っていた。

なんで唐突に「ソーセージ」なのだろう?と疑問に思い、歌詞カード見てみると、スカボロー・フェア(つまり市のこと)に買いに行ったのは
「Parsley, sage, rosemary, and thyme(パセリ、セージ、ローズマリーとタイム:すべてハーブです。ライムも間違い)」
だった。

また、スティービー・ワンダーの「心の愛」でも、サビの部分を「I just can’ t to say I love you(どうしても好きと言えないんだ)」と言っていたが、can’tで助動詞だから、to不定詞が後に来るはずないのに…、と疑問に思って、歌詞カードを見てみると
「I just called to say I love you (愛している、ただそれだけを言うために電話したんだ)」
だった。

歌詞カード見ないと大失敗するから、歌詞カード見ながら、できれば一緒に歌おうね。


おすすめは、

The Beatlesビートルズ

60年代の奇跡ですね。メロディーも歌詞もすごすぎる。

聞いたことがない人は、「Yesterday」「Hey Jude」「Let it be」「Yellow submarine」あたりから入りましょう。

「I saw her standing there」「Here there and everywhere」といった隠れた名曲も紹介しておきます。


ABBAアバ

英語を母国語でないグループだから、そんなに難しい英語は使っていません。

「マンマ・ミア」というミュージカルでもおなじみですね。

「Dancing Queen」(これは最高傑作です)「Money, money, money」あたりは聞いたことがあるでしょ。

「Super Trouper」は、私が文化祭のクラス演劇のカーテンコールで使ったことがある曲です。

他にも、内戦で家も家族も失ったアフリカの子供を励ます「Chiquitita(チキチータ)」、恋愛においては勝者が全部持って行って敗者はただ立ち尽くすだけという切ない歌詞の「The winner takes it all」、問答無用のノリのいい曲「Voulez-Vous(ヴーレ・ヴー)」など、気分転換にはもってこいです。


The Carpentersカーペンターズ

ヴォーカルのカレン・カーペンターの英語がすごくきれいです。

曲もきれいなので、心が洗われます。

「Yesterday once more」「Top of the world」「Superstar」「I need to be in love(青春の輝き)」「Only Yesterday」など、ぜひYouTubeなんかで、チェックしてみてください。


ホイットニー・ヒューストンは、曲はいいのだけど、難しすぎて歌えない(「鼻歌にもならない」と以前タイシン生が嘆いていました)し、マライア・キャリーの英語は聞き取りにくいので…。

その他「美時と野獣」や「Let it go」などディズニーの名曲もいいでしょう。

息抜きも無駄にならないように、色々と工夫して、受験期を乗り切ってください。



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