本校の土方です。

9月の記録的な大雨

 今年の9月は、全国各地で記録的な長雨と大雨に見舞われました。 「秋の長雨」とは昔からよく言われますが、今年の長雨は度が過ぎていました。
 9月6日や18日には福井県で1時間約80ミリの猛烈な雨が降り「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表され、8日には台風13号に伴う線状降水帯によって茨城県や福島県など東日本各地で深刻な浸水被害が発生しました。
 そして、数ある被災地の中でも、特に際立って激しい集中打撃を受けたのが千葉県でした。順天堂大学(さくらキャンパス)のある印西市や、隣接する佐倉市をはじめ、茂原市や市原市、さらには南房総地域の各市町に至るまで、河川の氾濫や大規模な冠水、がけ崩れなどの土砂災害が相次ぎました。千葉県全体のまとめによると、床上・床下浸水を合わせて2,000棟を超える大規模な浸水被害が発生し、全壊・半壊等を含めた住家被害は2,600棟以上に上りました。人的・住家被害を伴うがけ崩れも県内26箇所で発生するなど、交通網やライフラインが遮断され、市民生活や地域医療の現場に深刻な打撃を与えることとなったのです。
この大雨により、全国各地で多数の傷病者が発生し、尊い人命も失われました。
 これまで大雨の被害がなかった地域でこのような被害が出る。自分が住んでいる地域でも今後このような被害出るとも限りません。無関心ではいられない。防災の備えをしておかないといけないと思いました。それと同時に、この大雨の背後にある地球温暖化についても、改めて深く考えさせられました。

国立オリンピックセンター・センター棟
10月10日(土)面接(対面)の授業は代々木の国立オリンピックセンター・センター棟で行いました。

秋晴れの日光と「幸せホルモン」

 関東では8月27日から10月2日にかけて37日間連続で降水が観測され、9月はひと月を通して全日で雨が降るという、統計開始以来(観測史上)最長記録を更新するほどの異例の長雨となりました。
 これほど極端に日照時間が短い状態が続くと、自律神経のバランスが崩れやすく、身体の怠さや憂鬱さを引き起こす原因になると言われています。受験勉強の重圧や疲労も重なり、どこか体調が優れなかったという人もいたのではないでしょうか。
 しかし10月に入り、長かった雨が止んでようやく澄み渡るような心地よい「秋晴れ」が広がるようになりました。太陽も輝いて、汗ばむほどです。誰もが一度は耳にしたことがある童謡に、「♬ぼくらはみんな生きている~手のひらを太陽にすかしてみれば〜」という歌、『手のひらを太陽に』がありますよね。実はこれ、医学的にも理にかなった健康法だそうです。
 手のひらには温度・触覚の受容器が多く、 太陽光の温熱刺激が自律神経に作用しやすく、良い効果を与えると言われています。また、手のひらは身体の中でもメラニン色素が少なく、シミや日焼けを気にせずに安心して日光を浴びられる場所でもあります。休憩時間などに少しベランダや屋外に出て、手のひらを15分ほど太陽に向けるだけでも、骨を強くし免疫力を高める「ビタミンD」が体内で効率よく作られるそうです。
 さらに、太陽の光を感じることで脳内では「セロトニン」(別名:幸せホルモン)が分泌されます。セロトニンには自律神経を整え、ストレスを軽減して気分を前向きに安定させる素晴らしい効果があるそうです。勉強で行き詰まったときは、まさに歌のように「手のひらを太陽に」向けるだけで、手軽に心身のリフレッシュができるかも。
 しかし、太陽の光を浴びて心身のコンディションが整えたとして、将来の目標に向かって必死に机に向かい、戦い続けている受験生の皆さんの心は、いまだ晴れ渡る爽快感とはほど遠いところにありますね。
 ちなみにこの『手のひらを太陽に』を作詞したのは、『アンパンマン』の作者であるやなせたかしさんなんです。皆さんご存じでしたか?『手のひらを太陽に』は、私が子どもの頃にはすでに童謡として世間によく知られていた歌ですが、子供の時、歌詞の中にある「生きているからかなしいんだ」という言葉が、よく訳はわからなかったのですが、深く心に残りました。「生きているからうれしいんだ」ではなく、どうして「かなしいんだ」なんだろうかと。のちに、生きていれば、苦しみや哀しみから逃れることはできない。でも、苦しみや哀しみも生きている証。苦しいとき、哀しいときにも希望を捨てずに生きてことが大事だ。そういうことをこの歌は語っているんだろうな、いい歌だな、と思うようになりました。私は天気の良い日に道を歩いているとき、周りに人がいないと、よく手の平を太陽にすかしています。なんか気持ちが晴れるんですよね。人がいるときはさすがにしませんが。

面接の授業
本番直前の緊迫した面接授業ですが、市村先生にお願いして写真を撮らせていただきました。

試験の日の朝、手のひらを太陽に

 いよいよ本格的に総合型選抜の試験が始まります。10月17日・18日には日本体育大学、18日には東海大学、21~23日には順天堂大学、24日には国士舘大学の総合型選抜試験があります。
 皆さんの心が澄み切った青空になるためには、試練に打ち勝たねばなりません。今まで積み重ねてきた毎日の努力を信じて、立ち向かっていきましょう。
 試験の日の朝、青空が広がっていて、太陽がきらきら輝いていたら、15分とはいかずとも、しばし手のひらを太陽にすかしてみてください。こころを落ち着かせて「いざ出陣」です!

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