
みなさまこんにちは!
本校の中西です!
前回の筑波体専浪人に関するブログはいかがだったでしょうか。 今回は、私の専門競技でもあります、陸上競技に関することを書きたいと思います!!
私が受験生に陸上競技を指導するようになって、4年目。
調べていくうちに、これだけ多くの国立体育系大学の実技試験に「陸上競技」が用いられているのか!と思いましたので、そのご紹介をしていきます。

陸上競技授業中の夕日
国立体育系大学で陸上競技を試験種目に使う大学の一覧
実際の競技会同様の競技型試験とハードル走・走幅跳がメインに行われる教育学部型試験に分けてリストアップします!下記、ご覧ください!!
※2025/7現在
競技型試験
※陸上競技公認競技会と同様または類似の測定形式
筑波大学体育専門学群実技①② |
愛知教育大学教育学部義務教育専攻保健体育専修 |
大阪教育大学教育学部保健体育コース・スポーツ健康コース専門実技 |
群馬大学共同教育学部保健体育専攻 |
埼玉大学教育学部小学校・中学校コース保健体育分野 |
千葉大学教育学部小中専門教科コース保健体育科教育分野 |
信州大学教育学部野外教育/保健体育コース |
岐阜大学教育学部保健体育講座 |
島根大学教育学部保健体育科教育専攻特技種目 |
山口大学教育学部保健体育専修陸上運動 |
福岡教育大学教育学部保健体育専攻専門実技 |
鹿屋体育大学専門実技 |
鹿児島大学教育学部初等教育コース・中等教育コース(保健体育) |
教育学部型試験
※走り幅跳び・ハードル走がメインの試験課題
東京学芸大学教育学部A類保健体育・B類保健体育 |
北海道教育大学札幌校教員養成課程保健体育教育分野・岩見沢校芸術スポーツ文化学科 |
秋田大学教育文化学部初等中等教育コース |
宇都宮大学共同教育学部芸術・生活・健康系(保健体育) |
群馬大学共同教育学部保健体育専攻陸上競技選択 |
千葉大学教育学部小中専門教科コース保健体育科教育分野 |
横浜国立大学教育学部保健体育専門領域 |
新潟大学教育学部保健体育専修 |
山梨大学教育学部芸術身体教育コース保健体育系 |
静岡大学教育学部保健体教育育専修 |
三重大学教育学部保健体育コース |
滋賀大学教育学部保健体育専攻 |
京都教育大学保健体育領域専攻 |
和歌山大学教育学部保健体育専攻 |
島根大学教育学部保健体育科教育選択種目 |
岡山大学教育学部保健体育専修 |
鳴門教育大学教育学部保健体育コース |
香川大学教育学部保健体育領域 |
愛媛大学教育学部体育・保健体育教科 |
福岡教育大学教育学部保健体育専攻選択実技 |
福岡教育大学教育学部保健体育専攻選択実技 |
長崎大学教育学部中学校教育コース実技系 |
はい、一通り列挙しました。感想です。
「めちゃめちゃ実技試験(2次試験)に陸上競技を使う国立スポーツ・体育系大学、多くないですか?笑」
少なくとも、国立スポーツ・体育系大学に進学するには、陸上競技をできた方が、良さそうですね!
でも、陸上競技って、自主練習ですぐに上達できるほど甘くはないのです。
ですので、筑波大学大学院陸上競技研究室出身の体育系大学予備校講師として、今回はそれぞれのタイプの陸上競技対策のコツをお伝えいたします!
陸上競技対策のコツ 競技型編
筑波大学体育専門学群を例に、お話を進めていきます。
まずは、その競技の特性を知りましょう。
100m走、400m走、1500m走、走幅跳、砲丸投など、「どのような技術が理想とされるのか」 「どのようなパワー発揮能力・体力が求められるのか」「ウォーミングアップ方法はどのようなものか」「実際にどのような形式で競技が行われるのか」、などなど…。
とりわけ実技②の(陸上競技を専門としていない)生徒は、競技そもそもについて知らない傾向にあります。まずは陸上競技場に行き、測定してみましょう。もちろん、タイシンの陸上競技の授業でも、測定 ・どの種目に適性があるのかを判断可能です!
陸上競技対策のページ にも記載していますが、
2次試験攻略のコツは、
寒冷な気候の中で、好記録を出すことです。
そのためには、部活動と異なるトレーニングが必要になります!
ウォーミングアップの方法
寒い中で力強く速く動く方法
2月末にピーキングする方法
上記について熟知しておく必要があるのです。

上記画像は、タイシンの陸上競技対策受講生に向けた、年間トレーニングサイクルになります。
もちろん企業秘密ですので、一部しか公開はできませんが、月や週によって、どのような期 ・強度 ・トレーニング量・質か綿密に計画を立てます。
技術面においても、冬の時期に怪我無くトレーニングが積めるように、また、パワー発揮できるような練習を徹底。
トレーニングの参考動画を下に載せます!
ある程度高強度なトレーニングを積んでおかないと、速く走ったり、遠く高くへ跳んだり、投げたりできません。
早めの対策で体つくりをおこない(部活引退後であれば再開し)、トレーニングを継続しましょう!
陸上競技対策のコツ 教育学部型編
東京学芸大学教育学部A類保健体育・B類保健体育を例に話を進めます。
東京学芸大学の入試では、 「走り幅跳び」もしくは 「ハードル走」のどちらかの試技について、当日発表で課されます。
つまりどちらもやっておかないといけないということですね!(大変!!)
走り幅跳びにおいては、
・良い助走のリズムをつくること
・踏切手前3歩を適切なリズムで捌くこと
・後傾しすぎない踏切
・空中動作を慌てずにおこなう
などが挙げられます。
ハードル走においては、
・良い加速をすること
・踏切位置をハードルに近づけすぎないこと
・ハードルを越える際に浮かないこと
・インターバルを3歩でリズムよく刻むこと
などが挙げられます。
もちろん上記の注意点は一部に過ぎず、これ以上に多く焦点を当てて練習に取り組む必要がございます。
練習の様子はInstagramにも載せていますので要Check!
また、教育学部を受験される場合、ハードル走や走り幅跳びについての「他人に指導する際のポイントや目線」を知っておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?!
中学生から大学院生まで陸上競技を続けてきた自分としましては、陸上競技が上手くなることについて、一筋縄ではいかないように感じています。
一方、陸上競技の指導者として、体育系大学受験の一指導者として、
「少しでも陸上競技が上手くなるようなサポートをしたい」
「陸上競技に触れることで自身の体を思うように扱う楽しさを知ってほしい」
「コツコツ練習を積んできたことが、記録の向上につながる、すなわち過去の自分を越えたことの喜びを感じてほしい」
本当にそう思います。
そして、それが“筑波大学陸上競技研究室”出身の自分の使命だという様にも思います。
「陸上競技の実技試験で困ったらタイシンで指導してもらおう。」
体育系大学受験者全員にそう思ってもらえるよう、引き続き、精進いたします。
陸上競技対策の授業は定期的に開催しております。
遠方の方向けに、夏休み・共通テスト後にも実技対策の授業を実施しておりますので、ぜひお越しください!
下記ページに日程を載せています!
本校 通学国立2次実技試験対策コース 陸上競技
実技試験で高得点を獲得するために 陸上競技専門の生徒 2次試験攻略のコツ それは、寒冷な気候の中で、好記録を出すことです。 そのためには、部活動と異なるトレーニングが必要! 実技試験本番で力を発揮するために ウォーミング […]