現在、世の中はまさにワールドカップフィーバーですね。
サッカーファン、そしてサッカーに関わってきた人間にとっては、本当に幸せな期間だなと感じています。
初戦のオランダ戦は友人と一緒に観戦し、しっかり寝不足になりました(笑)
大のサッカー好きである押元先生も、毎日のように笑顔で試合結果を教えてくれます。さすがに全試合を見ることはできないのですが、私が少し見るのをサボっていると、「もっと試合を観てください」と怒られています(笑)
それくらい、人を熱狂に巻き込むワールドカップはすごいですね。
改めて、サッカーの力、そしてスポーツの力の大きさを感じています。
【結果が出る瞬間には、見えない積み重ねがある】
そんなワールドカップの中で、私自身が特に気にしていた選手がいます。
それが、上田綺世選手です。
実は上田選手は、私の高校時代の同級生です。
前回のワールドカップでは、本人も悔しい思いをしたのではないかと感じていました。だからこそ、同級生として、そして一人のサッカー人として、今回のワールドカップでは「何とか得点を取ってほしい」と思いながら応援していました。
そんな中で迎えたチュニジア戦。
上田選手は2ゴール1アシストという圧巻の活躍を見せました。
仕事中だったためリアルタイムで観ることはできませんでしたが、どうしても気になり、休憩中にハイライトを確認しました。
上田選手がゴールを決めた瞬間、そして噛みしめるようなゴールパフォーマンスを見たとき、思わず鳥肌が立ちました。
本人に聞いたわけではないので断定はできませんが、彼なりにいろいろな想いがあり、一つ大きな殻を破った瞬間だったのではないかと感じました。
出典:FIFA公式YouTubeチャンネル
「Highlights | Tunisia 0-4 Japan | FIFA World Cup 2026™」
【才能だけでは語れない積み重ね】
スポーツ界では、選手が大きく活躍すると、
「もともと才能があった」
「やっぱり特別だった」
と見られることが多いように思います。
もちろん、すべてを努力だけで語るつもりはありません。トップレベルで活躍する選手には、身体能力、感覚、技術、メンタリティなど、さまざまな要素が必要です。
ただ、同級生として、GKとストライカーという関係で一緒に練習していた頃を思い返すと、上田選手は間違いなく「点を取ること」に対して、誰よりもこだわりを持った選手でした。
オフの日は、学校が終わるとすぐに部室へボールを取りに行き、一緒にシュート練習をしていました。
練習後にも、よくシュート対決をしていた記憶があります。
その中で特に印象に残っているのが、練習の一つひとつに明確な意図があったことです。
ある日は、コースに打ち分けてゴールを奪う練習。
ある日は、強烈なシュートスピードでゴールを奪う練習。
ある日は、GKのタイミングを外して決める練習。
ある日は、GKの逆を突いて決め切る練習。
また、同じフォームから左右に蹴り分ける練習にも取り組んでいました。
ただ本数をこなすのではなく、
「どうやってゴールを奪うのか」
「どのようにGKを外すのか」
「試合の中で使えるシュートにするにはどうすればよいのか」
を常に考えながら取り組んでいたように感じます。
私の周りにもプロになった選手はたくさんいますが、あれほど自主練に目的を持ち、1本1本に集中して取り組んでいた選手は、なかなか見たことがありません。
だからこそ、今回のゴールを見たときに、ただ「すごいゴールだった」と感じただけではありませんでした。
「あの結果の裏側には、きっと数えきれないほどの準備があったのだろうな」と感じました。
※高校時代 全国大会初戦。この日もゴール決めてチームを救ってくれた上田選手。
【見えない積み重ねが、目に見える結果になる】
スポーツには、結果だけでは評価できない成長がたくさんあります。
日々の練習で少しずつ感覚が良くなること。
考え方が変わること。
苦手だった動きができるようになること。
試合の中で見える景色が少しずつ変わっていくこと。
そうした成長は、すぐに数字や結果として表れるわけではありません。
しかし、その見えない一歩一歩が積み重なった先に、ゴールや勝利といった目に見える結果が生まれるのだと思います。
今回の上田選手のゴールのすごみは、単に「結果を出した」「すごいゴールを決めた」ということだけではなく、この4年間、「ゴールを奪う」ために試行錯誤を重ね、一歩一歩積み上げてきたものが、ワールドカップという大舞台で形になったことにあるのではないかと感じています。
もちろん、ずっと近くで見ていたわけではないので、すべてが分かるわけではありません。
それでも、高校時代の彼の取り組みを思い出すと、あのゴールの裏側にどれほどの積み重ねがあったのか、少し想像がつきます。
【受験生へ 次はあなたたちの番です!!!】
これは、受験にも通じる部分があります。
実技試験でも、学科試験でも、最後は点数や記録、合否という形で結果が出ます。
もちろん、結果だけでは測れない成長もたくさんあります。
しかし、入試本番では、その積み重ねを「目に見える結果」として発揮しなければなりません。
だからこそ大切なのは、ただ練習量や勉強量を増やすことだけではなく、
「何のためにこの取り組みをしているのか」
「どの課題を改善するための取り組みなのか」
「本番でどのような力を発揮するための準備なのか」
を考えながら取り組むことです。
上田選手が、点を取るために一つひとつのシュート練習に意図を持って取り組んでいたように、受験生も合格に向けて、一つひとつの練習や学習に目的を持つことが大切です。
タイシンの授業でも、「本番で力を発揮する」ための授業を展開しています。
ただ体を動かす。
ただ問題を解く。
ただ量をこなす。
それだけではなく、
「合格に向けて何を伸ばそうとしているのか」
「この取り組みが本番のどこにつながるのか」
を明確にしながら、学科・実技ともに受験対策を開講しています。
目に見えない積み重ねを、目に見える結果につなげる。
そのための準備を、これからも一緒に積み重ねていきましょう!!
P.S. 皆さん、次のスウェーデン戦も観戦の準備をお忘れなく(笑)
次のスウェーデン戦でも、上田選手、そして日本代表の活躍を心から応援しています!