本校の近藤です。

筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる

陽成院

【現代語訳】
筑波山の峰から流れ落ちる小さなみなの川(水が集まる川)が、やがて深い淵となるように、あなたへの恋しさもしだいに積もって、今では底知れぬ深い愛(淵)になってしまいました。

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

在原業平

【現代語訳】
さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。竜田川の水が、(一面に紅葉が浮いて)こんなにも鮮やかな紅葉の赤でしぼり染めにされた(赤く染まっている)なんて。

思ひつつ 寝(ぬ)ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを

小野小町

【現代語訳】
あの人のことを思いながら眠りについたから、夢に出てきてくれたのでしょうか。もしこれが夢だと分かっていたなら、決して目を覚まさなかった(ずっと夢の中にいたかった)のに。

五七五七七…31音の中に全ての想いを込めて贈る……
古典ではお馴染みの短歌ですが、当時は素晴らしい歌を詠むことがステータスであり、物語の中には、歌を詠むことで局面を切り拓いたり、恋文として和歌を贈って異性との恋を成就させたりする場面がたくさん描かれています。
その中でも陽成院・在原業平・小野小町は、情熱的な歌の詠み手として有名です!
彼らの情熱的な想いを込めた歌…それが上記の3首!!
どれも相手への深い愛情が伝わってきますね!!!

さて、局面を切り開く、恋が成就する…というと、私は総合型選抜入試を思い浮かべます。
総合型選抜の面接は志望校への強い想い、熱い想いを伝える場!
そう、まさに人生の局面であり、志望校への愛が問われていると言っても過言ではありません!!
そして、出願書類は志望校への愛を伝える恋文!!!
古典の世界とは異なり、歌を贈る…というわけではありませんが、自分がどれだけ志望校のことを考えているか、どれだけ志望校に行きたいか……それを伝える恋文です。

ですが、ただ「志望校に行きたい」とだけ書いても、大学に愛は伝わりません。
そこには、和歌のように「当意即妙」が必要となります。

「当意即妙」…その場に即して素早く上手い歌を詠むこと。

古典の世界では、「当意即妙」な歌を詠む必要があります。
「当意即妙」な歌にこそ、局面を切り開き、相手に想いが伝わる力が宿るのです!
もちろん、出願書類に「素早く」は不要ですが、その場(=志望大学の総合型選抜)に即して、上手く(=自分の思いが伝わる良い文章)書く必要があります。

志望大学の総合型選抜入試という場面に即した出願書類を書くためには、大学を調べ尽くし、知り尽くす必要があります。
そのためには、大学のホームページを調べるだけではなく、実際に大学に足を運んで施設を見学したり講義を受けたりすることが有効です!
そこで、オープンキャンパスに参加することを検討してほしいと思います。
今、各大学でオープンキャンパスが開催されています。
オープンキャンパスは志望校のことを知る絶好のチャンスです!
まずは志望校のオープンキャンパスに参加し、志望校のことを知りましょう。
そして、模擬講義を受講し、相談会で大学について質問してください。
また、志望校だけではなく、少しでも多くの大学のオープンキャンパスに足を運び、志望校との違いなどを確認しても良いと思います。

そのうえで、自分の愛が伝わる出願書類を作成してください。
体育進学センターには出願書類作成のためのイベントや講座があります。

2027年度入試対応 出願書類書き方説明会

出願書類の紹介やタイシンでの作成サポート案内など、皆様の書類作成の参考にしていただけるようわかりやすくご説明いたします。

志望校のオープンキャンパスに参加し、体育進学センターを利用することで、当意即妙な出願書類を作成し、年内入試の合格を掴んでください!!

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