筑波大学 体育専門学群、日本体育大学、大阪体育大学、順天堂大学や体育・スポーツ系の学部・学科を受験する受験生のための専門予備校です。

国立 私立 体育・スポーツ系予備校として31年の伝統 体育進学センター

夢をつかんだ先輩たち

更新日: 2020年1月29日 16:14
本当に苦しかったタイシンでの1年間。
いろいろなもの、自分自身と向き合えたおかげで人生に対峙する「人間力」を身に付けた気がします。

120%で取り組む

~自分を追い込む~
自慢できることでもないですが、高校時は野球一筋(笑)。勉強はまったくでした。夏の予選が終わり、勉強にも取り組み、 受験しましたが全滅。とはいえ、最後まで高校に通い、もくもくと励んだなかで、少しづつ手応えを感じて迎えたタイシンでの 浪人スタートでした。先輩の勧めもあり、少しは理解していたつもりでしたが、周りの意識の高さと レベルに刺激を受け、毎日がむしゃらにやり続けました。余裕などありませんでしたが、はじめて "一人の時間=自分と向き合う時間"が持てたことはすごく大きかった。置かれている状況と目指す もの、それに向かってやるべきことが整理でき、そのなかで逃げずにコツコツと努力し続けられたこ とで、結果以上に生きていく中での大きな自信を手に入れることができました。プレッシャーと戦 い、押し潰されそうになりながら自分を追い込めたあの経験は本当に大きな財産です。


体育の教員、野球の指導者へ~縁を誘う人間カ~
体育の教員を目指す僕にとって、タイシンでの1年は受験勉強の一方で、体育教員の基礎トレーニ ングの場でもありました。このことは教員になるための実習や研修、あるいは実際に教員になって 改めて感じたことです。タイシンには実技指導のなかに、マット運動や柔道の講義時間があります。 講義の時はいい息抜ぎと思っていましたが、知らず知らず、今の礎となる「宝物」をいただけたと 感謝しています。そして何より、これまでの人生を振り返って思うことは「縁」に支えられ、導かれて きたということです。タイシンとの出会いもそうでしたが、大学進学時、大学野球部時代、系列外の 教員育成プログラムへの参加、そしてここ早稲田摂陵高校への赴任についても。タイシンでの経験 がどんな環境でも、どんなことに対しても真摯に向き合える"人間力"を築いてくれたからだと感謝 しています。僕自身指導するなかで、勉学だけではなく、スポーツを通して、豊かな人間力を持った魅 力的な若者を育てられるよう、より一層精進していきたいと思います。
早稲田摂陵高等学校硬式野球部監督
神谷 雄毅さん
早稲田大学スポーツ科学部大学院修了
(2004年 本科在籍)

“Jリーグのピッチに立ちたい”
夢を持ち続けたからこそ手にできた
実現への努力と「支え」「環境」それらへの感謝


チャレンジすること
~失敗・挫折・成功の繰り返し~
「ブランド志向って、ありますよね。僕も現役の時の大学選択は、まさにそんな感じでした」とさらりと語れるのもそ の後の経験と胸を張れる努力の積み重ねがあってこそ。中学時代の恩師の言葉"ピッチに立てるのは、選手だけ じゃないよ"に感銘を受け、自身のプレイにも役立つと、飛び込んだ審判の世界。高校1年の冬に3級、大学1年で2級、 26歳で1級と異例の早さでステージを駆け上がってきた。はじめは先生の言葉をきっかけにはじめたことでした が、取り組んでいくなかで、いろいろな方に出会い、教えを乞い、支えられ、"期待に応えたい"という一心でやってき た結果、今の僕がある。本当に恵まれていると思います。人生のポイントとなる大切なときに、貴重な出会いをし、多 くの方々の言葉に助けられてきたことが、今の教員という職業を選んだ理由でもあります。夢を持ったり、夢を叶 えたり、さらに夢を広げられたり...そういうきっかけを生徒にも作ってあげられたらと思っています。



目指したいことに取り組む
~基礎力が身に付いていた~
今、僕はJリーグ担当審判員になって4年。ゲームコントロールや、マネジメントカ、判定力、選手との距離感など 多くの経験値を持つ先輩の方々にかなわないのも事実。でも、試合になればそんなことは言っていられません。 その差は僕の強みである"動ぎ、特に"走力"によってカバーしようと取り組んでいます。現に1試合あたりの走 行距離などはレフェリーの中でトップクラスを誇っています。それを支えているのがタイシンで教えていただ いた「走り」専門的な指導を受けるのが難しいなか、おかげで100mは1.5秒もタイムを縮めることができ、今の 活動の礎となっています。また受験を通して短いタームで「目標設定→取り組み→成果→分析→リトライ」のサ イクルを実践、自分のものにできたことがあらゆるチャレンジに活かされています。タイシン在籍中に将来のこ とをじっくり考え、進学先など決められたのも周りの仲間や先生方あってと感謝しています。僕の夢もまだス タートしたばかり。高校の頃から育てていただいた神奈川県サッカー協会の皆さんをはじめ、支えてくださった 方々への恩返しとして、日本、世界で認められるレフェリー、人間になりたいと思っています。受験生の皆さん、 ともに夢に向かって、チャレンジしましょう!そして、「楽しみましょう」

東京都立府中けやきの森学園知的障害教育部門 高等部 教諭
(公財)日本サッカー協会1級審判員、3級インストラクター
榎本 一慶さん
日本体育大学体育学部社会体育学科卒
(2003年 本科在籍)




著者:体育進学センター